通勤・通学で聴く英語は、「あとで英文を読みたい」か「日本語訳も耳で聴きたい」かで選ぶと、始める教材が決まります。
英文を見ながら確かめたいなら、British Councilの無料教材。英語と日本語の音声を聴き比べたいなら、audiobook.jpの『スピードラーニング英語 聴き放題 初級』が候補です。最初から長い洋書を一冊選ばなくても、短い会話や一つの場面から試せます。
英文が欲しい? 日本語も音声で聴きたい?
| 使い方 | 候補 | 選ぶ前に知っておきたい点 |
|---|---|---|
| 音声のあとに英文で確かめたい | British Councilの無料リスニング教材 | 英文と練習問題あり。有料の読書サービスへの登録は不要 |
| 英語と日本語を耳で聴き比べたい | audiobook.jpのスピードラーニング初級 | 英語-日本語と英語のみのトラックあり。作品ページは添付資料なしと表示 |
迷ったら、無料教材の一つの会話から。そこで「文字を読むより、日本語も音声で聴くほうが使いやすそう」と感じたら、後者を検討する流れでかまいません。すでに持っている教材に英文と音声がそろっているなら、新しく契約せずにそれを使う選択もあります。
試験対策の教材を持っている人は、『金のフレーズ 増補改訂版』の無料音声3種類や、『キクタン英検2級』の版に合う付属音声も確認できます。
手元の音声で試す、出発前・移動中・到着後の10分
新しい教材を買う前に、音声と英文がそろった手元の教材を使えます。まずは短い会話や、20〜30秒ほどの区切りを一つ選んでみてください。長さと時間は始め方の目安で、10分で終えたり、毎回すべて進めたりする必要はありません。
ホームや階段、乗り降りの途中は、画面操作や聴くことより周囲への注意を優先してください。この記事は座って落ち着ける時間や休憩を想定しており、運転中・自転車での練習は扱いません。
出発前の3分:問いを一つ決める
英文を読んで場面をつかみ、「何を頼まれたか」「いつ行うか」など、あとで確かめる問いを一つ決めます。意味の分からない語句は、この時点で確かめます。音声の開始位置も控えておきましょう。
移動中の4分:落ち着いて座れる時間に聴く
同じ範囲を聴き、文字を見ずに問いの答えを考えます。必要ならもう一度聴いてみましょう。乗り降りや歩行の時間まで埋めようとせず、途中で止めてかまいません。
到着後の3分:答えの根拠を英文で確かめる
答えを短く書くか、頭の中で言ってから英文と比べます。正しかったかだけでなく、答えの根拠になる言葉を一つ指せるかも確かめます。
たとえば、説明用の英文を「Please send the file before lunch.」とします。「何を、いつまでに?」という問いなら、「ファイルを、昼食前までに送る」が答えです。「the file」だけ拾えて期限が分からなければ、「before lunch」に当たる箇所へ戻ります。
この英文は当サイト作成の説明用例で、掲載教材からの引用ではありません。この例文用の音声はここでは提供していません。実際の練習では、手元の教材の音声と対応する英文を使ってください。
分からないときは、一文か意味の確認へ戻る
英文を読めば分かるのに音では拾えないときは、分からなかった一文まで範囲を短くして、文字を見ながら聴き直します。英文を読んでも分からなければ、語句や文の形を確認するところへ戻ります。調べることが多すぎる日は、もっと短く、意味を追える素材に替えて大丈夫です。
途中で終わった日は、「教材名・止めた場所・あとで確かめたいこと」を短く残すと、次の一回につながります。ひと言だけ残す書き方は、オーディオブックの一行メモにも載せています。
日本語から自分で英文を作る練習も組み合わせたい方には、『瞬間英作文』の使い方を紹介しています。本と音声で答えを確かめる流れを、声を出せる落ち着いた場所で短い範囲から試せます。
英文で確かめるなら、British Councilの短い会話
無料教材の一例が、British Councilの「A request from your boss」です。公式では初級のA1に分類されていて、音声に対応する英文と練習問題が用意されています。
場面は、上司が仕事を頼む会話。顧客への連絡、会議の準備など、複数の用事が出てきます。単語を全部拾おうとするより、「最初に頼まれたのは何か」を一つの手がかりにすると、あとで確かめる場所が決まります。
英文を読めるのは、ページの「Transcript」という欄です。音声だけでは区切りが分からなかった言葉も、落ち着いたときに文字と照らし合わせられるのが、この形式を選ぶ理由です。
会話の場面が身近でも、語彙や課題がすべて簡単とは限りません。難しさの目安は、英文を少し読んで話の内容を追えるかどうかです。
日本語も聴くなら、スピードラーニング初級の「あいさつ」
audiobook.jpの『スピードラーニング英語 聴き放題 初級』には、同じ題材について、ガイド付き、英語-日本語、英語のみといったトラックが用意されています。
たとえばVol.1「あいさつ」は、英語-日本語版が13分59秒、英語のみ版が5分4秒。いずれも公式トラック一覧の再生時間です。一つの題材を、日本語を交えた音声と英語だけの音声で聴き比べたい人に向く構成になっています。
一方で、作品ページの添付資料欄は「なし」です。文字で綴りや文の形まで確かめたいなら、先ほどのBritish Councilのように英文が付く教材のほうが目的に合います。
2026年9月6日の公式ページでは、この初級版は聴き放題対象と表示されています。無料公開のBritish Councilと違って、こちらは対象プランで利用する教材です。
まず決めるのは、再生時間より一つの題材
音声を長く流したことと、話の内容が分かったことは別です。最初は「何を頼まれたか」「どんなあいさつだったか」など、自分で確かめたい点が一つ見つかれば、次に聴く場所も決めやすくなります。聞き流すだけで話せるようになる、試験の点数が上がる、といった効果をこの方法が保証するわけではありません。
英文を読みたい人は無料教材へ、日本語も音声で聴きたい人は該当トラックへ。英語以外の本も含めてサービスを選びたいときは、Audibleとaudiobook.jpの比較で、ふだん聴きたい内容まで広げて比べられます。

