「おもしろかったけれど、感想文を書くほどではない」。そんな日の読書メモは、一行で十分です。残すのは、聴いたところ、気になったこと、次にすること。全部をきれいにまとめる必要はありません。
たとえば、書き方の例はこんな形です。以下は実際の本の記録ではなく、メモの形を示すための例文です。
小説:第2章まで / あの人が黙っていた理由が気になる / 続きを聴く
実用書:説明の順番の話まで / 自分は前置きが長い気がする / 次のメールは用件から書く
本の内容を全部残そうとせず、あとで見た自分に分かる一行にします。
そのまま使える、一行の型
紙のノートでも、スマートフォンのメモでも、ふだん使う場所に置けば大丈夫です。本の題名を見出しにすると、その下へ少しずつ足していけます。
本の題名:____
日付:____
聴いたところ:____ / 残ったこと:____ / 次にすること:____
章や再生時間が分かれば、戻りたい箇所の目印になります。細かく書くのが面倒なら、「第2章の途中」くらいでもかまいません。正確な位置へ戻りたいときだけ、時間も添える形です。
感想が浮かばなければ、疑問だけでいい
小説なら「この人物は、なぜそう言ったのだろう」。実用書なら「自分の仕事でも使えるだろうか」。結論が出ていない疑問も、その日のメモになります。
気になることがいくつもあったら、一つだけ残す方法もあります。書きたいことが増えた日に、後から感想を足しても大丈夫です。
本の言葉を正確に覚えていないときは、引用として書かず、自分の感想や疑問にします。原文を読み直したくなったら、戻る場所を残しておけば十分です。
何も書きたくない日は、続きの場所だけ
毎回3項目を埋めるのが負担なら、「今日は第3章まで」で終わってもかまいません。何日分も空いてしまったら、その日の一行から再開できます。
「次にすること」も、いつも行動目標でなくて大丈夫。「続きを楽しむ」「もう一度聴く」「いったん別の本にする」。次の自分に渡したいことを短く残す欄です。
メモを整えることが目的になってきたら、項目を減らしてみてください。聴く楽しみのそばに、思い出すきっかけが一つ残れば十分です。
読み終えて次の本を探すときは、最初の1冊にも使える本の選び方が手がかりになります。

