Audibleは、毎日の生活に英語の音を取り入れる入口として使えます。ただし、英語を聴くだけで必ず力が伸びるわけではありません。初心者が最初から難しい原書を選ぶと、内容を追いにくく、続けづらいことがあります。
最初の1冊は、知っている内容、無理のない長さ、英語音声であること、試聴で少し意味を追えることの4点で選びましょう。Audible公式の外国語の作品ページには、英語のオーディオブックと語学教材があります。
初心者が最初の1冊を選ぶ4条件
「有名だから」だけで決めず、次の4条件を順番に確かめます。
| 条件 | 確認すること | 合わないとき |
|---|---|---|
| 内容 | あらすじを知っている、または関心があるか | 映画や日本語版で知っている物語を選ぶ |
| 長さ | 1週間で試せる長さか | 短い作品や章ごとに区切りやすい作品にする |
| 言語 | 商品ページの言語と音声の構成が目的に合うか | 日本語の説明がある語学教材も候補にする |
| 試聴 | 大まかな場面や話題を追えるか | 語彙がやさしい作品へ変えるか、速度を調整する |
好きな題材なら、分からない部分があっても続きを想像しやすくなります。初めての一冊では、背伸びした名作よりも、内容を知っている児童向け作品や短い物語のほうが試しやすいこともあります。
「英語の題名」だけで英語音声と決めない
英語の題名が付いていても、音声の言語まで英語とは限りません。逆に、日本語で説明する英語学習教材もあります。Audible公式の詳細検索で言語を絞ったうえで、個別の商品ページを開いてください。
商品ページでは、少なくとも次を確認します。
- 「言語」の表示が英語になっているか
- 説明文に日本語解説と英語音声の順番が書かれているか
- 完全版か簡易版か、シリーズの何番目か
- PDFなどの付属資料が必要なら、提供の記載があるか
付属資料は作品によって異なります。「語学教材だから本文PDFがあるはず」と決めつけず、商品ごとの案内を基準にしましょう。
試聴では「全部分かるか」より続けられるかを見る
試聴で一語ずつ訳す必要はありません。誰が、どこで、何をしている場面かを大まかに追えるかを見ます。
次の状態が続くなら、最初の一冊としては難しすぎるかもしれません。
- 人物や場面がすぐに分からなくなる
- 知らない単語が多く、話の流れをつかめない
- 速度を落としても、数秒ごとに止めたくなる
難しい本を我慢して聴くより、少し分かる本を最後まで試すほうが、次に合う作品を選ぶ材料になります。
再生速度は1.0倍を基準に少しずつ調整する
Audible公式ヘルプによると、アプリとクラウドプレーヤーでは再生速度を変更できます。初めは1.0倍で試し、単語の切れ目が聞き取りにくいときだけ少し遅くしてみましょう。
速度を下げても単語や内容がほとんど分からない場合は、再生設定より作品の難しさが原因かもしれません。そのときは、知っている物語や日本語解説のある教材へ戻すほうが自然です。
音声と文字を組み合わせて10分だけ試す
音声だけで内容をつかめないときは、手元にある正規の紙版・電子書籍や、商品に付属する資料を組み合わせます。文字の本を使う場合は、音声と同じ版・収録範囲かを先に確かめてください。次の手順を10分ほど試し、終わらなければ途中で止めてかまいません。
- 文字を見ずに1〜2分ほど聴き、大まかな内容を考える
- 同じ範囲をもう一度聴き、気になる単語を1〜3個だけ残す
- 紙版・電子書籍・付属資料で、その範囲を確認する
- もう一度聴き、最初より場面を追えるか比べる
British Councilの初級リスニング教材にも、準備、音声、課題、本文を組み合わせる構成があります。Audibleの作品が同じ教材という意味ではありませんが、音声だけに頼らず、前後に確認を入れる考え方は参考になります。
通勤や家事では、新しい範囲より復習を聴く
移動中や家事中は、文字を確認しにくく、注意も分かれます。初めて聴く難しい章を進めるより、前に文字と一緒に確認した範囲を聴き直し、内容を思い出せるか確かめます。
通勤中の安全な聴き方や作品の分け方は、通勤で英語音声を続ける方法にまとめています。歩行中や乗り換えでは画面を見ず、周囲の音が必要な場面では再生を止めてください。
まずは候補を1冊に絞り、試聴で声と内容を確かめましょう。利用を始めたら、10分を目安に手順を一度試してみます。内容、長さ、言語、速度が合わなければ、選び直して大丈夫です。登録前には、候補がプレミアムプランの聴き放題対象か、単品購入などが必要かも商品ページで確認してください。

